目次 / 制作
CHAPTER 13Live2Dモデルを受け取る
見栄えだけでなく、配信環境での破綻と復帰を検収し、再現可能な修正依頼を作ります。
読了目安 4〜7分
判断材料と作業用モジュール
見栄えだけでなく、配信環境での破綻と復帰を検収し、再現可能な修正依頼を作ります。 この章では「受け取り前に動作環境をそろえる」を先に小さく試し、受領チェック表とモデルの版へ判断根拠を残します。


| 検収 | 見る場所 | 合格条件 |
|---|---|---|
| 正面 | 輪郭・髪・衣装 | 隙間や描画欠けがない |
| 左右 | 目鼻・耳・髪 | 不自然な潰れが少ない |
| 口形 | 母音・笑顔 | 歯や舌が飛び出さない |
| まばたき | 左右同期・半目 | 通常時に痙攣しない |
| 物理 | 髪・装飾 | 大きく揺れても貫通が目立たない |
環境:VTube Studio / Webカメラ操作:顔を左へ約30度向ける現象:右目の白目が輪郭からはみ出す期待:輪郭内へ収まる添付:10秒録画+該当フレーム判断を確かなものにする実務メモ
受け取り前に動作環境をそろえる
制作側と利用側で、Cubismの版、トラッキングソフト、想定カメラ、出力形式を確認します。モデルデータだけでなく、表情切替キー、使用フォント・素材の扱い、再書き出しが必要な場合の連絡先も受領表へ入れます。版の違いがある時は本番環境の複製で開き、元データを直接上書きしません。
表情ではなく遷移を検査する
正面の静止画だけでなく、目閉じから笑顔、横向きから正面、母音の連続、呼吸による揺れを録画します。髪や装飾が顔を貫かないか、物理演算が長く暴れないか、キーを連打して状態が残らないかも確認します。不具合は秒数と操作手順を添えて伝えます。
修正とバックアップの境界を決める
利用者側で変更してよいパラメータと、制作者へ戻すべき修正を分けます。納品時の一式を読み取り専用で保管し、配信用コピーへ日付と版番号を付けます。更新後は既存の表情キー、シーン、トラッキング設定を同じチェック表で再試験し、問題があれば一つ前の版へ戻します。
この順で実行する
- 1正面・上下左右・口形を録画する
- 2表情差分と物理演算を試す
- 3欠けや貫通の再現手順を残す
- 4モデル本体と設定を二重保存する
受領チェック表とモデルの版には、「検収動画がある」、「修正に再現手順がある」、「バックアップ済み」を確認した日付と証拠を添えます。別の日に「Live2Dモデルを受け取る」の手順を再現できた時点を、この章の完了とします。