VSVTuber実務ノートSTARTUP FIELD MANUAL
第13章進捗 0 / 24章を検索

目次 / 制作

CHAPTER 13

Live2Dモデルを受け取る

見栄えだけでなく、配信環境での破綻と復帰を検収し、再現可能な修正依頼を作ります。

読了目安 4〜7分

判断材料と作業用モジュール

見栄えだけでなく、配信環境での破綻と復帰を検収し、再現可能な修正依頼を作ります。 この章では「受け取り前に動作環境をそろえる」を先に小さく試し、受領チェック表とモデルの版へ判断根拠を残します。

Cubism Editorのモデリング例
画像引用:Live2D公式マニュアル — 公式マニュアルのモデリング例
PSDのレイヤー構造をCubism Editorへ読み込む前後の画面
画像引用:Live2D公式マニュアル — PSDインポート時のレイヤー構造
モデル検収表
検収見る場所合格条件
正面輪郭・髪・衣装隙間や描画欠けがない
左右目鼻・耳・髪不自然な潰れが少ない
口形母音・笑顔歯や舌が飛び出さない
まばたき左右同期・半目通常時に痙攣しない
物理髪・装飾大きく揺れても貫通が目立たない
環境:VTube Studio / Webカメラ操作:顔を左へ約30度向ける現象:右目の白目が輪郭からはみ出す期待:輪郭内へ収まる添付:10秒録画+該当フレーム

判断を確かなものにする実務メモ

受け取り前に動作環境をそろえる

制作側と利用側で、Cubismの版、トラッキングソフト、想定カメラ、出力形式を確認します。モデルデータだけでなく、表情切替キー、使用フォント・素材の扱い、再書き出しが必要な場合の連絡先も受領表へ入れます。版の違いがある時は本番環境の複製で開き、元データを直接上書きしません。

表情ではなく遷移を検査する

正面の静止画だけでなく、目閉じから笑顔、横向きから正面、母音の連続、呼吸による揺れを録画します。髪や装飾が顔を貫かないか、物理演算が長く暴れないか、キーを連打して状態が残らないかも確認します。不具合は秒数と操作手順を添えて伝えます。

修正とバックアップの境界を決める

利用者側で変更してよいパラメータと、制作者へ戻すべき修正を分けます。納品時の一式を読み取り専用で保管し、配信用コピーへ日付と版番号を付けます。更新後は既存の表情キー、シーン、トラッキング設定を同じチェック表で再試験し、問題があれば一つ前の版へ戻します。

この順で実行する

  1. 1正面・上下左右・口形を録画する
  2. 2表情差分と物理演算を試す
  3. 3欠けや貫通の再現手順を残す
  4. 4モデル本体と設定を二重保存する

受領チェック表とモデルの版には、「検収動画がある」、「修正に再現手順がある」、「バックアップ済み」を確認した日付と証拠を添えます。別の日に「Live2Dモデルを受け取る」の手順を再現できた時点を、この章の完了とします。

この章の完了条件